
トヨタ MR-S 幌交換作業 ①
H18年式 トヨタ MR-S
トヨタ自動車のお膝元の愛知県ですがMR-S専門店や幌交換を行う
お店が少ないようでMR-Sオーナー様達の悩みの種になっているそうです。
何だかんだで、MR-Sの幌交換も30台以上の実績が有るので(まだ少ないかなぁ~💦)、
最近は慣れてきました。
今回のお客様も何社か回られたそうですが当社を選んで頂けました。
少し自信が付きます(#^.^#)

幌の所々が裂けて来ています。
MR-Sのビニール幌の表皮は横長のシワ模様なので
表皮が劣化するにつれて裂けやすい特徴があります。
ロードスターのシボ模様でも同様に裂ける事もありますが、
可動部分の表皮に負担が掛かる部分がシワ模様のおかげで裂け易く
広がり易いのが難点です。

外見では気が付かないですが
車内からだと小さな裂け目が幾つも存在していました。
では、幌交換をしていきます。

先ずは車内を分解していきます。
MR-Sに限らずロードスターでもロールバーやバケットシート
装着車両はパーツを外す必要があるので、その分脱着の費用がかかります。
今回もノーマル状態ですので楽ちんです。

って言っても、外した内装部品はご覧の通り
てんこ盛り、ロードスターではNC以降はこの様になります。
NA、NBロードスターは外したトリム類がトランクに納まる
量しかありません。

幌をサクサク外していきます。
昔は苦労した記憶のあるMR-Sですが、今や構造が頭に入っているので
苦も無く分解できるようになりました。

幌の本体を外しました。
MR-Sの幌交換ここからが本番と言うか肝心な作業に
なって行きます。
ほりゃほうだらぁ~幌の表皮を変えるんだで!
ってお思いになると思いますが違います。

MR-Sの特徴とも言える排水システムの部品達です。
MR-Sの排水口付近の容量はとにかくデカいです。
赤い点と線を矢印の方向に持って行くと袋状になります。
これがMR-Sの排水口付近の水溜の容量となり、ロードスターとは
桁違いで優れた部分です。

幌の生地に近い柔軟な素材で排水システムを構築しているので
幌の開閉時でも柔軟に形状対応しつつ容量も確保しているんです。
これにより排水口の口径もロードスターより大きく出来る点も流石はトヨタ!

排水口及び水を溜める部分の部品を“サイドゲートシール”と言います。
聞き慣れない名称の部品です。
当社ではMR-Sの幌交換時には必ずお見積にサイドゲートシール交換を
入れさせて頂いております。
交換に際して幌の縁に存在するベルトラインモールを外す必要があります。

又、排水口の出口はエアインテークを外した奥に存在するので
エアインテークパネルを割らない様に細心の注意で外します。
これ、いつもヒヤヒヤするから嫌いな作業です。
クリップが破損する場合がありますが、
クリップなんて折ってしまえの精神で、エアインテークパネルを
全力で守りながらエイって外します。
今日はここまでです。ありがとうございました。
