2018.08.28 |今日の工場
NBロードスター 若返り術2
分解したヘッドライト。
ライトのリフレクター部分が曇っています。
HID装着車ではよく見かける副作用による現象です。
明るいHIDは高温を発生します。その熱の影響で曇りが生じ
場合によっては完全にメッキ部分を傷め修理不能になる事もあります。
勿論、経年劣化している車両もある為、作業前の確認は重要です。
リフレクターのメッキは非常に繊細で物によってはすぐに剥がれてしまうので
取り扱いは注意が必要です。
慎重に磨き綺麗になったリフレクター。
もう一つも無事復活しました。
続いてインナー部分の作業にうつります。
お客様の希望でインナーは色変更します。
インナーの一部が溶けています。
丁度、バルブの真上の真上なので、HIDの熱の影響でしょう。
インナーのメッキを全て剥しました。
メッキの上に塗装って相性悪いんですよ~。最近ではメッキの上から
塗装出来るようなプライマーもありますが、ヘッドライトって事で
熱、紫外線、再修理のリスクを考えると、メッキを綺麗に剥し作業した
方が良いと判断して、ご覧の状態になりました。
溶けた部分も修正したので、
インナーとレンズを塗装する準備がととのいました。
今回はここまでです。