カスタム・パーツ販売 新海自動車工房

2023.06.12 |今日の工場

NBロードスター 冷却水漏れ修理

H12年式 ロードスター

ある日の夕方、
「帰宅途中(自宅付近)でボンネットから湯気が出て
  駐車場に緑色の液体が漏れて来た!」
お客様からSOSが入りました。

クーラント漏れでは走行が出来ない為積載車で引取。
この絵面は以前にも・・・

このNBの走行距離約38万㌔!
そんな風には見えない綺麗な車体ですが
エンジン(中古)を1度交換しているそうです。

痛んでいる箇所を入念に確認します。

ラジエータのアッパータンク周辺から冷却水が漏れていました。

アッパータンクの交換と念の為ロアタンクも交換でOKかな
と思った時発見しました!

電動ファンのカプラー部分の様子がおかしい・・・。

ギボシで無理矢理付けてありました。
応急処置ならばありですが、このままでは非常に危険です。
端子も腐食していてファンの作動も不安定なので交換します。

端子部分が欠損してむき出しになっています。

ファンが作動不良を起こすとエンジンがオーバーヒートを起こし
走行は出来ないどころか最悪の場合エンジンがダメになってしまします。

ラジエータにも負担がかかるので各部品の寿命も著しく低下します。

結局ラジエーターはアッパータンクの亀裂では無く
本体、コアの付け根が劣化しクーラントが漏れていました。
修理は不可能なので新品のラジエータに交換します。

NEWラジエータはshin-kai製の強化ラジエータに
交換します。

電動ファンのカプラー部分のみ入手可能なので
交換していきます。

これで安心!
古い車両なので細かな部分も気を付けた方が
長く良い状態を保つことが出来ます。

エアー抜きをしながら各部をチェック!
これでまた元気に走れることでしょう。

時々超高速移動をするNBだと思われるので(勝手な想像?)
大事に至らなくて本当に良かったと思います。

当社のデモカー963号を制作するきっかけ&お手本にした
NBなのでお手伝い出来て良かったと思いますが
最近積車での入庫が定番となりつつあるので
何事も無い事をお祈りいたします(笑)

豊田市のS様 ありがとうございました。