カスタム・パーツ販売 新海自動車工房

2024.06.21 |今日の工場

NBロードスター フロアSFプロテクション取付 ②ラスト

フロアSFプロテクション取付の続きです。

プロテクションをリベットで固定をして

点付け溶接していきます。

点付け溶接は文字通り点で溶接します。理由は幾つかあって

【安全面(脱落防止)】リベット固定だけでは安全面で充分とは言えません。

【ボディーへの負担軽減】ボディーの補強、強度アップ部品としての

側面も兼ね備えてます。故に公道仕様ではボディーへの負荷の逃がしとして。

【交換の手軽さ】プロテクションはサイドフロアを地面の接触から守る部品

なので摩耗や損傷を前提にしています。次回の交換作業の負担軽減として。

が主な理由です。

矢印の底部はフラットに研磨します。

防錆塗装を入念にします。

溶接は固定方法としては強固ですが、高温で鉄を熔解する為

腐食の原因になる側面もあります。

溶接後速やかにした処理をして塗装をします。

防錆塗装だけでは隙間に泥汚れが詰まり

不足の原因になる恐れがあります。

そこで防錆塗装が完全に乾燥した後にコーキング処理をして

隙間を埋めます。

プロテクション上面から侵入する水分に対しては

水抜き穴が待受けて有り、サイドの穴からも湿気を逃がす構造になっています。

フロアSFプロテクションの取付が完了しました。

 

フロアSFプロテクションは2mm厚の鉄板で出来ているので

強固です。防錆対策として黒色クロメイト処理を施しており

有名な亜鉛メッキ処理よりも耐久性が向上しています。

凹みが大きかった部分の処理のご紹介。

サイドを点付け溶接して隙間は全てコーキング処理で

埋めました。泥汚れ堆積のリスクは無くなっています。

 

車高の低いロードスターの普段は見る事の少ない

車体底部を損傷から守るフロアSFプロテクションの装着は

リスク回避になるのでお勧めしています。

 

豊田市のN様 ありがとうございました。