NBロードスター クラッチ不調と走行中の異音修理(お父さんの計画( ̄ー ̄)ニヤリ)。
H10年式 ロードスター(10th Anniversary/ESQUELETO BRISA仕様)
突如クラッチが切れが悪くなりシフトチェンジが困難に・・・
幸い自宅の側で帰宅は出来たとの一報が入り引取りしてきました。
原因はクラッチオイルの漏れでした。
クラッチオイルが漏れるとクラッチペダルを踏んでも
クラッチが切れずにシフトチェンジが容易には出来なくなります。
最近この手の修理が増えて来たのでNA・NB乗りの方は
注意が必要です。
オイル漏れは下のレリーズシリンダーが原因でって事が多いのですが
マスターシリンダーもASSYでの交換をお勧めしています。
安心・安全が壱番です。
クラッチのマスターシリンダーはブレーキのマスターバック
横に有るのでチェックしてみて下さい。
レリーズシリンダーは車体の下側からのチェックが必要なので
いずれも整備工場で点検してもらう事をお勧めします。
クラッチの修理は完了しました。・・・が
エンジンの後ろ側からのオイル漏れがあったので修理します。
エンジンのヘッドカバーを外して、
エキゾースト側一番奥のカムシャフトホルダーを
外すと見えるカムシャフトエンドキャップ。
これの劣化が原因でエンジンオイルの漏れが発生していました。
新品に交換してオイル漏れは解消されました。
これで快適に乗る事が出来ます・・・って言いたい所でしたが
引取りの際に気になる事が有りました。
確認のため試運転してみると・・・。
右リヤから「コトコト」・・・出ました異音!
ギャップでは左側からも「ガコッ・ガコガコ」・・・と
この車両をカスタムする前から付いていたオーリンズの
車高調がご臨終でした・・・。
車高調の交換をしないといけない
しかしクラッチとエンジンのオイル漏れを修理したので
費用が・・・。
っとその時、車高調を無料で提供してくれる救世主が現れました。
しかも、その車高調はかなり状態も良い物です!
提供者はこのNBのオーナーのお父さんでした~。
リヤの交換は完了。
続いてフロントを交換します。
ちなみに装着されていたオーリンズはネジ式の車高調で
装着するTEINの車高調は全長式と異なる形状をした車高調です。
オーリンズは車高を調整するとスプリングを締めたり緩めたりしますが
TEINの調整方法は本体の長さを変える事により車高を変化させる
のでスプリングへの変化が無く快適な乗り心地を得る事が出来るので
お勧めしています。
そんなこんなでフロントも交換完了。
タイヤを装着して着地・・・。
低すぎる・・・低すぎますぞ~お父さん!
調整し直しです。
先ほど説明をしましたが、
二カ所ある調整箇所のうち下側が車高の調整となります。
ネジを緩めて本体を回しながらケースを下げていきます。
出来た隙間分車高が上がります(正確には隙間分+α)。
フロントはタイヤとフェンダーの隙間
大体25mmで元の状態と同じ。
リヤはタイヤとフェンダーの隙間
大体30mmで元の状態と同じ。
駐車している貸ガレージのアクセスにはこの車高が限界、
これ以上低いとバンパーが消しゴムになってしまいます。
試運転して減衰力も調整してアライメントも調整して完成です。
お父さんも太っ腹ですね~。まぁ~娘さんの車だから当然と言えば
当然ですかねぇ~。
・・・ん?
何々~娘さんには新品の車高調を付けてあげないのか!って~?
まぁまぁ~これには”裏”ってやつががあるんですよ~。
“お父さんの計画”ってやつが!
またゆっくりご紹介します。
蒲郡市のS様 ありがとうございました。