NBロードスター オイル漏れ修理とその他 ➀
H11年式 ロードスター(10周年記念車/国内限定500台)
オイル漏れとその他修理でご入庫されました。
NBで一番好きなモデルがこの10thアニバーサリーです。
FD3Sのイノセントブルーカイカは専用色、
内装や幌もブルーで統一。
エンジンはバランス取りしてあるので高回転まで一気に吹け上がる
爽快なエンジン!
大好物です。
オイル漏れ修理に取り掛かりましょう。
事前にオイル漏れは確認して部品を注文していました。
エンジンとミッションの間からオイル漏れしています。
この場合の多くはクランクリヤオイルシールの劣化が原因となります。
ミッションを降ろしての作業となる為
クラッチ関係やミッションのオイルシールも同時に交換する事が
出来るのでお勧めしています。
ミッションを降ろしてクラッチ・フライホイールを外すと
クランクリヤオイルシールが確認出来ます。
予想通りオイル漏れをしています。
茶色いリングがクランクリヤオイルシール。
そのすぐ下の黒くなっている部分がオイルパンとシリンダーの
継ぎ目となっています。
最近ではこのオイルパンの所からオイル漏れしているNA・NB
を目にするようになってきました。
オイルパンからのオイル漏れ修理はエンジンを降ろす必要が有る為
修理のハードルが上がります。
今回は問題しでしたがいずれは・・・
今回同時交換する部品(交換ご希望込)です。
➀フライホイール(Maruha製 軽量タイプ)
➁クラッチディスク(純正品)
➂クラッチカバー(純正品)
➃レリーズベアリング(純正品)
➄パイロッドベアリング(純正品)
➅クランクリヤオイルシール(純正品)
➆クラッチマルターシリンダー(純正品)
➇クラッチレリーズシリンダー(純正品)
➈チェンジレバー(純正品)
➉シフトカラー(純正品)
⑾インシュレーター(純正品)
オイル汚れを綺麗に清掃して
クランクリヤオイルシール交換。
フライホイール、パイロッドベアリング取付。
クラッチディスク、カバー取付。
この後レリーズベアリングを装着した
トランスミッションを搭載します。
このようにオイルシール1つ交換するにも多くの部品を外す事は
多々あります。
ましてや距離や年数が経過した車両では同時に出来る修理を見過ごす
事はお勧め出来ません。
しかしNA・NBロードスターは他車種に比べて部品供給が安定しているので
圧倒的に維持し易い“古い車“と言えるでしょう。
今日はここまでです。ありがとうございました。