NAロードスター幌交換。
H?年 ユーノスロードスター
定期的にご指名を頂く業者様から幌交換ご依頼を頂きました。
今回も程度極上のロードスターです。
ある所にはあるんですね~。
幌自体に破れも無く状態としては良いですが
純正のビニールスクリーンは経年劣化の影響をモロに受けてしまいます。
さっそく幌交換と思ってドアを開けると・・・
水色の砕けたプラスティック片散乱していました。
幌交換の前にこっちを修理します。
この破片はクラッチペダルの付け根部分に存在する部品です。
NAでもNBでも同様です。
拡大して見てみましょう。
クラッチペダル固定しているボルトとナットそしてスプリングが
奥に見えています。
その手前の白い突起物を受け止める部分になるのが粉砕している部品です。
新品はコレです。
粉砕していても走行には基本的に支障はありませんが
クラッチを踏んだ時に「カチッ」って音がして不快でもあります。
部品は安く交換も簡単なので1度確認する事をお勧めします。
交換するとこんな感じ。
スイッチの貫通していた部分に装着すればOKです。
では幌交換に移ります。
交換前に気になったのがドアガラスお上面に当たる部分の
ウエザストリップに隙間があります。
これでは雨が入りまくりで雨天走行が大変です。
雨の日は乗らなかったのかなぁ~。
幌を外しました。
幌を外して確信に変わりました。
レインレールや排水口が異常に奇麗だった事で、屋内保管&雨天走行を
していない代物だと。
くどいですが、有る所には有るもんですね~。
幌はMaruha製のクロス生地:ブラック/ビニールスクリーンです。
幌を骨だけにして、メカニックのよっさににパスします。
幌の取付をしました。
ビニールスクリーンの保護は外さずに納車します。
隙間のあったウエザストリップは新品に交しての調整しました。
これで雨天走行もばっちり問題ありません。
水漏れチェック!
このスクリーン部分がジッパーのタイプの幌はスクリーン内側から
外側にかけてシャワーすると、ジッパーの隙間から水が入るので
洗車の時は注意が必要です。
通常の雨ならシッパー部分は隠れているので問題無しです。
雨を伴う暴風だと・・・。これはもっと別の問題が発生するかもなので考えない!
幌の交換が完了しました。
ガラススクリーンが主流ではありますがビニールスクリーンは、
これぞユーノスロードスター!元祖だぜぇって思えるアイテムです。
クラッチと洗車時の注意点をご説明していると
「作業だけでは無く、きちんと説明や注意点も分かり易く説明してくれるので
次回もお願いします。」と先輩同業者さんに言って頂いた事に
心の中でガッツポーズでした。
こちらこそ末永くよろしくお願いいたします。
岐阜県のMモ-タース様 ありがとうございました。