NAロードスター 至急 幌を交換せよ!➂ラスト オイル交換。
イメチェンをした続きです。
自動車を使用していくなかでエンジンオイルとエレメント交換は
メンテナンスの中でも基本中の基本です。
みなさんやっていますよね~。
そんな基本的なところだけに今更聞けな~いって思っている方も
意外と多いのではないでしょうか、そこで今回はエンジンオイルと
エレメント交換についてご紹介します。
エンジンの真下にあるオイルパンのドレンボルトを外して
エンジンオイルを抜きます。
整備工場によっては、エンジンの上(レベルゲージ部分)から
オイルを抜き取る方法でおこなう所もあります。
たしかにオイル交換の時間が短縮出来て楽というメリットが
ありますが車にとっては・・・。
汚れたオイルを確実に抜くには、手間でもエンジンの下ドレンから
おこなった方が良いです。
NA・NBロードスターのオイルエレメントは画像の位置に存在します。
って見えねぇ~。
もう少し分かり易く角度を変えて見てみましょう。
緑色に着色した部分がオイルエレメントです。
オイルフィルターとも言います。
エンジンオイル内の汚れを取り除く為の部品です。
オイル交換2回に対して1回交換のサイクルでお勧めしています。
オイルエレメントを外すとオイルがエンジンに垂れるしこぼれて汚れる・・・。
垂れたオイルを吸収するようにウエス等を使用してなるべく汚さないように
しましょう~。
付着したオイルを綺麗に取り除いてからエレメントを装着します。
これがオイルエレメント(ワコーズ)です。
この中にフィルターが入っていてオイル内の不純物を取り除きます。
ワコーズ製のエレメントは内部に磁石が入っていて
摩耗した金属粉も除去出来る優れ物となっています。
オイルエレメントの着脱はネジ式となっているので専用の工具が
有ると楽に作業が行えます。
赤い部分がフィルターです。
装着の際はオイル漏れ防止のゴムパッキンに油分(オイル)を塗布しましょう。
ドレンボルトを締めてオイルエレメントを装着したら
ジャッキを降ろして新しいエンジンオイルを入れて
オイル交換は終了となりますが・・・
ロードスターに限らず古い車両はオイルを入れる前の現状把握
の確認が重要になってきます。
抜いたオイルの量や状態を確認します。
オイル漏れがある車両ですが残量が少な過ぎました。
おそらくエンジン部品の摩耗によりオイルも一緒に燃焼していて
量が減っていると考えられます。
エンジンをオーバーホールすれば解決しますが・・・なかなかねぇ~。
大がかりな修理もタイミングがあるので対策をしていきます。
対策としてワコーズのパワーシールドを入れます。
高速回転をするエンジン部品にネバネバ成分と一緒に
オイルがまとわり付き留まらせる事で、耐摩耗性や気密性
を向上させる働きがあります。
にゅ~っと新しいオイルに入れていきます。
オイル交換のみで、オイル漏れ等の対策と言っても
限界があるのも事実ですが、オーナー様が車両の現状を理解したうえで
無理のない使い方をすれば意外と現状維持は可能となるので
お客様の車両に最適なエンジンオイルをご提案させて頂いています。
よ~くかき混ぜてから使用しましょう。
ロードスターに関しては私生活でも趣味としておこなっているので
維持をしていく様々な情報が集まりその対策も同時に考えたりしているので
オイル交換を通した現状維持の方法も実体験を元にしています。
大前提として修理は重要で不可欠ですが“負担の少ないうまい乗り方”って
言うのも古い車を所有していくなかで重要な事だと思います。
今日はここまでです。ありがとうございました。