NAロードスター ミッション交換 ➃
NAミッション交換の続きです。
これはエンジンマウント交換の時の画です。
今回の作業を実施するにあたり、改善した方が
良い所は思い切って行いたいとお申し出があり、
その作業等のご紹介をしていきます。
4-2-1のレイアウトが多い中、4-1スタイルが激渋の
フジツボのタコ足です。
デモカー兼愛車のMiataにと購入しましたが・・・
ステアリングシャフトが干渉して取付を断念しました( ;∀;)
個人的に未練有る思い出のパーツなので羨ましいです。
エンジン本体は距離も少なく良い状態ですが、
購入前の整備記録は不明で不安との事で
タイミングベルト交換をしながら周辺を確認していきます。
結果的にカム・クランクオイルシールとウォータポンプ
も交換していきます。
外した旧部品(画像:上)
新しい純正部品(画像:下)
エンジンの整備と並行して足回りの修理です。
経年劣化している純正のショックから、
当社の定番の車高調、TEIN FLEX Zへ変更です。
本格的な整備で悪い個所をリフレッシュしていきます。
事前の打ち合わせから気になっていた部分。
多くのNAロドは長い歴史の中で先人達の手により
色々な手法で改造されています。
その中でも危険度が高い魔改造を
施されているケースも・・・。
そんな魔改造の修理をしていきます。
ワイドトレッドスペーサー。
ホイールの取付位置を変更するパーツで
安価に“ツライチ”に出来るパーツとして有名です。
購入時より装着されていてお客様も気が付かなかったそうです。
一般的には気にしない部分ですから仕方ないですね。
ですがホイールを変更で地元の車屋さんに相談しても
いまいち説明があやふやで不安に思っていたようです。
それもそのはず・・・。
純正のハブボルトをカットされていました。
装着されていたホイールが干渉するからだとは思いますが・・・
コレはあかんだろぉ~( ;∀;)
短くなったハブボルトでは
純正のホイールはおろか適正サイズのホイールも装着出来ません。
当然車検もNGです。
車検・・・どうしていたんだろう・・・。
上が無残にも切断されて使い物にならなくなったハブボルト。
下が新品のハブボルトです。
これだけの長さの違いがあります。
新品のハブボルトに交換しました。
勿論ブレーキの点検とパッドの清掃もおこないました。
お客様の不安要素がどんどん解消されていきます。
遠方に在住のお客様には画像と文章でご説明させて頂き
時には打ち合わせも行いながら作業しております。
便利な世の中になりましたねぇ~。
今日はここまでです。ありがとうございました。