NAロードスター マフラー再生。
H9年式 ユーノスロードスター
最近排気音がおかしいビビリ音がすると
ご入庫されました。
タイコ部分を軽く叩いてみるとガラガラと音が出ます。
マフラーを純正品と入れ替えてお預かりしました。
マフラータイコを切開して中の状態を確認します。
消音の為のグラスウールがボロボロになって
少なくなっています。
スカスカですね~。
コレでは消音の効果も半減してしまいます。
ウールを取り除きました。
パンチングのパイプは形こそ保っていますが・・・。
両端の取付の溶接が劣化して脱落一歩手前状態でした。
ガラガラの原因はここにありました。
パンチングパイプをしっかり溶接で固定しました。
グラスウールを巻いていきます。
その前にメッシュ素材をパンチングパイプに
固定して何重にも巻付けます。
こうする事で仮にウールが劣化しても排圧で外に飛散する事を
極力防ぐ事が出来るのでマフラーとしての耐久性も向上します。
マフラーメーカーでもここまでやっている所は少ないそうです。
続いて繊維状の素材をこれまた何重にも巻き付けて
メッシュ素材を締め上げていきます。
そしてグラスウールをこれでもかって程詰め込んでいきます。
溶接でふたをしたらマフラー修理の完成です。
ってそんなに簡単でもないし仕上がりもプロの技なんです。
見て下さいこの溶接の美しさ!
当社ではこのレベルの修理は正直言って出来ません。
しかも今回のマフラーのタイコは二重構造になっていたらしく
それぞれこの美しい溶接で仕上げて有るそうです。
“そうです”そうです外注で修理して頂きました。
お客様のお気に入りのマフラーなのでプロの修理でないと
と思い地元のITORACINGSERVICEに修理して頂きました。
早速取付開始です。
ちなみに今回のマフラー修理にあたり
どさくさ紛れにフロアSFプロテクションも装着しました。
【フロアSFプロテクション装着後の感想】
本当に効果絶大でした!
ステアリングを切った時のレスポンスが格段に早くなって
コーナーで思い通りのラインを描けます!
オープンボディ特有のコーナーに入る時のぐにゃっと感が無く
なってより操れてる感覚が向上しました。
嬉しいご感想ありがとうございました。
フロアを擦った時も安心ですよ~。
マフラーの交換も完了しました。
修理で切開した所も目立ちません
修理後の見た目も考慮してくれているので
本当にありがたいです。
ITORACINGSERVICEさんありがとうございました。
見た目は修理前と変わらない状態。
修理前のご希望で使用感を大切にしたいので
違和感が目立つのはNGでしたが歴史の詰まった使用感も
完璧に残っています。
肝心の排気音はと言うと・・・。
完璧の一言!
静かになったけど乾いた排気音はよりクリアーに響き
ガラガラ音は当然無くなったのでお客様も大満足でした。
豊田市のH様 ありがとうございました。