カスタム・パーツ販売 新海自動車工房

2024.06.28 |今日の工場

NAロードスター ヘッドライト交換

H3年式 ユーノスロードスター(娘号)

ヘッドライトの球切れ修理です。

ヘッドライトのバルブ交換だけで1話作ろうなんて
どうした!ついにネタ切れか?
って思った方いるんじゃないですか~?

休日の強制労働・・・
1話完結でイケると信じて!
ご紹介いたします。

単なる球切れ。バルブを交換すれば完了!
ってそんな単純な話ではありません。

このユーノスに装着されているヘッドランプは新車時からの物
外観の見た目はレンズ表面に3つの突起が有るのが特徴です。
いわゆる“シールドビーム“ってタイプでハロゲンバルブが
主流になる前はこのシールドビームが夜道を照らしていました。

って言っても外見なんて関係無いじゃん!
そう思いますよね。

でもね・・・・

ハロゲンバルブは言わずと知れたバルブ交換式。
それに対してシールドビームは非交換タイプ。
言ってしまえば本体が電球と言う今の時代では考えられない
非効率なヘッドライトなんです。
当然現在では生産していない部品なのでハロゲンタイプの
ヘッドライトに交換する必要が有ります。
現在このタイプのハロゲンランプも減少していますが
入手可能です。

ちなみにシールドからハロゲンランプに移行している頃は
ハロゲンバルブ付きのヘッドライトが2千円程度で購入出来ましたが
今は5倍以上の価格になってます。
・・・トホホですね。

って事で現在入手可能なハロゲン式ヘッドライト(画像:右)
ですが、旧車乗りからは歓迎はされていない部分もあります。
っと言うのもレンズ表面が平らなんです。
たかがそれくらい我慢しろって声はごもっともですが
規格タイプの丸目ヘッド車のオーナーとしては
出来れば拘りたいポイントなんですよね~。

ちなみに画像のヘッドライトは両方とも国産のハロゲン式
ヘッドライトです。

元祖出目金ヘッドライトのシールドビームと比べると・・・
湾曲具合に同レベル!

はい、問題解決~って言いたい所ですが
残念ながら凸レンズのハロゲン式ヘッドライト(画像:左)も
生産終了で入手出来ません。

マツダ純正の凸レンズ。
タイプは忘れましたが
キャロル前期型の純正ヘッドライトです。

かれこれ15年ほど前に偶然解体屋で目にした
前期型キャロルの車体番号から部品発注して
入手したヘッドライトの生き残りです。

そう・・・貴重なヘッドライトなんですが
娘に盗られました(笑)

早速作業を開始します。
リトラをオープンにして分解。
部品構成はこんな感じです。

新品のハロゲンバルブに
新品の凸レンズ・・・( ;∀;)

あ~ぁ・・・着いちゃった・・・
新品の希少在庫の凸レンズが無くなった・・・
ストックにと思っていた凸レンズが無くなった・・・
家族の女衆の圧に押されて凸レンズが無くなった・・・
父親の威厳?と共に凸レンズが無くなった・・・
分かります~この気持ち・・・
強制休日労働の結末がコレ(笑)

改めましておさらいです。
湾曲したシールドビームヘッドライト
リトラだと丸みを帯びた形状が可愛らしく見えます。

こちらはハロゲン式凸レンズ。
シールドビームの雰囲気はそのままで
バルブ交換式で経済的。

最近ではシールドビームヘッドライトもそこそこの価格で
取引されるなど一部の熱狂的なファンもいる
出目金ヘッドライト。

普段からこのNAを大事にしていて、
自分で出来る手入れはキッチリやっていて
修理等に関しても通常のお客さんと同じ扱い
を望んでいるのでそのようにしています。
親として正直何も言えない・・・。

親子ロドオーナーも増えていて
そんな親子に憧れるお父さんも多く質問さてれる事も多くありますが
親子で同車種・・・大切なパーツは見つからない様に隠しておく!
特に娘には・・・嫁も参戦して連合をつくるので厄介です!
愛車が追い剥ぎに合わない様に注意しましょう(笑)

お~見事ヘッドの球切れで1話出来ました~(#^.^#)