NAロードスター フロアサイドフレーム損傷修理 ②ラスト
サイドフレーム修理の続きです。
フロアSFプロテクションを装着して
防錆のコーキングが乾燥するまでの間に
爪折作業の話題になり。
シャコタン&ツライチには必須と言う事や
全塗装車両だとリスクも大きい事や
作業的にはどうするのかとか・・・
その場のノリの状態で爪折作業の追加となりました。
フェンダーの爪は画像の矢印の部分です。
車高を低くして、流行りの深リムホイールを装着すると
この爪の部分とタイヤが接触してダメージとなってしまいます。
専用の工具を使用して爪を折り曲げていきます。
爪を折る時の最大の注意点は塗装を傷めない事!です。
しかしながら時の経過や塗装の状態により若干塗装のヒビ割れ
が生じるリスクもあります。
鈑金修理をしている場合はそのリスクが高くなります。
塗装のヒビ割れ等に関しては保証出来ないのでご了承頂いた
上での作業となります。
リヤクオータの爪折り作業完了です。
塗装を傷める事無く出来ました。
ちなみに塗装を傷めない方法で
患部に熱を加える必要があるので、当社では気温が低い
秋から春にかけては爪折り作業は出来ません。
(密閉された工場では無いので・・・冬は超寒いです(笑))
フロントフェンダーの爪折り作業前です。
フロントフェンダー爪折り作業後です。
こちらも塗装を傷める事無く完了しました。
ちなみにインナーフェンダーを固定するビスとベース2ヵ所(片側)
は外します。
お客様立ち合いなので緊張もしますが
塗装の状態等を確認して頂きながらの作業となるので
かえってやり易く感じます。
フェンダーの爪折り作業に感心して褒めて頂けました。
褒められると伸びるタイプ(調子にも乗る)なので
褒めて下さい(笑)
大切にされている愛車のボディ関係の修理をするわけですから
不安になるのも当然ですし、我々も最新の注意で作業してますが、
今回の様にハンマーで叩く作業もあります。
作業を見学頂き説明とご理解を頂く事は、今後の為にも
非常に重要となります。
フロアサイドフレームの損傷も
フロアSFプロテクションを装着して解決し
フェンダーの爪も折ったので、今後ホイールを選ぶ楽しみも
増えたと喜んでみえました。
今後ともよろしくお願い致します。
幸田町のK様 ありがとうございました。