2021.03.22 |今日の工場
NAロードスター ドアトリム&センターコンソール制作③
ドアトリム修理の続きです。
劣化したドアトリムですが、
今や貴重な純正品でもあるので再利用できる
所はしていきます。
ドアトリム裏側のクリップのブラケット(3個)も再利用の
為に外します。
新たに製作したドアトリム(画像:上)
ベニア板で製作した為、紙的な純正品よりも頑丈で
耐久性に優れています。
しかしこのままでは、純正品と同じく湿気による腐食が
予想されるので、FRP樹脂でコーティングをして
耐腐食性を向上させます。
更に表面に難燃塗料で処理して燃え難くしていきます。
乾燥後にクリップのブラケットを取付けます。
ボンドでウレタンフォームを貼り付けて、更にボンドを塗布。
当社で扱うウレタンフォームは、自動車部品としての認定を受けた
難燃素材の物なので車検も問題無く、安心・安全です。
レザーを貼り、キックプレートの再利用。
レザーの色やデザインも豊富なので、レストアからカスタムまで
幅広く対応可能。勿論認可を受けた素材なので車検もOK。
今回は純正色で違和感無く仕上げていきます。
当社で製作したドアトリムの唯一の欠点が”丈夫過ぎる事”です。
純正のドアトリムならば柔軟に変形するのでクリップも再利用可能
ですが・・・。
でもクリップが新品なら問題無しです!
なのでドアトリムのクリップも全て新品に交換します。
今日はここまでです。ありがとうございました。