2021.11.30 |今日の工場
NAロードスター テールランプ交換 ②
バックランプベース製作の続きです。
リヤバンパーの形状にピッタリ合うFRPの板を制作します。
通常、バンパーの型を取るのに中古のバンパーを使用して
型取りをします。
その方が塗装を痛めたりするリスクが無いからです。
しかし今回はお客様の車両へ直接FRPを積層する事にしました。
〇で囲った部分に接触等で歪んでいたり他にも表面の塗装の割れ等が確認でき
ました。この場合他のバンパーで型取りしても形状が合わない事が
考えられるのが理由です。
しっかり養生してFRPを積層します。
なるべく、要らぬ手間を省く事がワンオフパーツを制作するうえで
重要なポイントとなります。
手直し=作業時間延長に繋がりコスト面に影響して
お客様も制作側も得をしませんからね。
出来上がったFRPの板にFRPで複製したパーツを
FRPを用いて接着します。
乾燥した後に余分な部分をカットして形を整えます。
表面の細かな凹凸にパテ処理をおこないます。
パテ研ぎをしたら・・・。
タッパー容器改、バックランプベースの完成です。
裏面はこんな感じです。
ちょっと荒いですがリヤバンパーに接着すれば見えないので・・・(笑)
裏面は滑らかな仕上がりよりも強度が重要。
適材適所で仕上げていく事がコスト面では重要です。
適切な大きさ、形状の容器を使用する事で
手間と制作時間が短縮され、容易に理想のパーツが
制作する事が出来ます。
今日はここまでです。ありがとうございました。