NAロードスター オイル漏れ修理とクラッチ交換
H3年式 ユーノスロードスター
オイル漏れ修理とクラッチオーバーホールでご入庫されました。
早速作業開始です。
オイル漏れはクランクリヤより漏れていると判断しましたが
結構漏れの量が酷く、エンジン・ミッションの間からは勿論、
クラッチのレリーズフォークのダストカバーからも漏れ出ていました。
ミッションを下しました。
クラッチカバーにもオイルが付着しています。
よくクラッチが滑らなかったなぁ~ってレベルです。
クラッチ&フライホイールを外して見えるのが
クランクリヤオイルシールです。
オイルの垂れた跡がくっきりしてます。
ミッションハウジング内は真っ黒!
↑
通常でもクラッチダルトで真っ黒になっていますが
今回はオイルが付着しているのでハードな状態です。
レリーズベアリングとフォークを外すとオイル汚れが鮮明にわかるかと
思います。
ミッション側からもオイル漏れをしているので修理します。
ハウジングの清掃をしてガスケット交換をします。
アルミの鋳造で製作されているミッションケースなので
本来の色はシルバー。きれいですね~。
クラッチオーバーホールの時に抑えておきたいパーツとして
最近お勧めしているのがフライホイールです。
純正品よりはるかに軽量な物に交換する事によりエンジンの吹け上がりの
レスポンスが向上するので、只々走りが楽しくなります。
純正フライホイール(画像:右側)
軽量フライホイール(画像:左側)
(Maruha R01Type-C Light)
・クラッチディスク
・クラッチカバー
・レリーズベアリング
・ダストカバー
は新品に交換です。
クランクリヤオイルシールを交換したら、
軽量フライホイールを装着。
クラッチディスクを取付てクラッチカバーを固定します。
後はミッションをドッキングしてプロペラシャフトや
何やかんやで完成します。
シフトレバーを取り付ける前に
・チェンジダストブーツ
・チェンジインシュレーター
を交換しましょう。
走行中にシフトの周辺が熱いなぁ~って感じる場合はこの
チェンジインシュレーターが破れている可能性があるので確認をお勧めします。
作業が完了しました。
今回交換した軽量フライホイールの効果は勿論ですが
4連スロットルの軽快な吹け上がりとサウンドはいつ聞いても
良いですね~。
お客様自ら4スロを装着してセッティングも頑張っておられて
そのメンテナンス技術に脱帽ものです。
イベントやツーリングもご一緒する機会があるので
これからもよろしくお願いします。
豊橋市のM様 ありがとうございました。