NAロードスター エンジンオーバーホール ➆
NAロド、エンジンオーバーホールの続きです。
待ちに待ったエンジン部品、シリンダーヘッドが
専門業者から戻って来ました。
オーバーヒートした経歴があったので面研して
僅かな歪みも無い状態にしました。
こちらはシリンダーブロックです。
各シリンダーのスリーブは
新品の純正ピストンに合わせて調整しました。
新旧の純正ピストンです。
純正ピストンは大量生産部品の為、
極僅かですが重量を含めた誤差があります。
30年以上前の設計・生産であればなおの事です。
その為、それぞれのピストンにピッタリ合うようにシリンダー
を加工しました。
クランクシャフトは歪みや振れの有無を
専門業者でテストしています。
新品のオイルポンプです。
オイルパンを外さないと交換できないので
オイルパンを外す修理=必ず交換!です。
オイルパンがドッキングしました。
続いてシリンダーヘッドを載せて
エンジンのシルエットに近づけます。
こちらはラッシュアジャスターです。
カムシャフトが直接触れる部分って言えばわかり易いですよね。
エンジン始動時、
特に冷間時や時間を置いてからの始動の時に
エンジンから割と大きな「カチカチ」音が発生し
暖気後に音が消える症状の多くは
このラッシュアジャスターが原因の場合があります。
1つ1万円弱ですが掛ける16個・・・
交換工賃と合わせつると割と高額修理になります。
ようやくエンジンらしいシルエットになって来ました。
まだまだ組み込むパーツはありますが、
今日はここまでです。ありがとうございました。