29年目の極上ロードスター 修理
H2年式 ユーノスロードスター
以前ご紹介した博物館級のロードスターのエアコン修理のご依頼で引取りです。
新車納車時からこのように保管されています。
各部のウエザストリップが痛まないようにドアやトランク、ボンネット
幌に至るまで半ドアで保管。走行後の洗車ではタイヤハウスやエンジンルーム
内までWAXが行き届き見た目の劣化がありません。
ドラえもんの存在を感じさせるコンディションに只々驚くばかりです。
久しぶりの日光浴~。
塗替えをしていないボディーとは思えません。
ドラえもんでは無く日々の手入れのたまものです。
エアコンはコンプレッサーが焼付いてしまっているので、
大掛かりな交換が必要・・・ん?リフトの下に緑色の液体が・・・。
冷却水が漏れている。って事で急遽予定変更で漏れの修理をする事になりました。
ドラえもんは存在しないって事ですね(笑)
しかし過去にこれほど綺麗なユーノスのエンジンを分解する事があっただろうか
軍手が要らない程です。
ウォーターポンプが原因でした。
ウォーターポンプを新品に交換します。
サーモスタットやオイルシール、タイミングベルトも交換します。
原因報告の際にオルタネーターやラジエータファンモーターの交換
もご依頼されました。
メカニックのよっさんがエンジン回りを行っていたので
僕はタイヤの交換をします。
使用するタイヤは勿論 復刻タイヤの“ブリジストンSF-325”です。
こちらは新車時から装着されていたSF-325です。
表面はヒビ割れしています。ここ数年走行していなかったの劣化が
進んだようです。
新車時から装着されていたバランスウエイトは再使用する為一旦外し
タイヤ交換後に元の位置に戻し、再度バランスを調整します。
新しいウエイト貼り付けタイプにして目立たないカ所に貼る事にします。
エアーバルブも当時の形状に近い物に交換します。
新車当時の印象を崩さないようにタイヤ交換を進めます。
メカニックのよっさんの作業も完成間近!
エアコンのコンプレッサーは新品に交換。
エバポレーターやレシーバーも交換コンデンサーとパイプは洗浄しました。
更に綺麗になったエンジンルーム!
洗車もオーナーのU様に負けない様に念入りに行います。
タイヤも交換して広島の30thミーティングには涼しく参加出来ますね。
納車時にはガレージにU様が待機しておられました。
修理ヵ所と今回触れた部分のチェックをお願いすると
「Shin-Kaiさんが修理を行ったから、細かな確認は不要です。
安心して任せれるから毎回お願いしてるんですよ。」
ってこんな綺麗なユーノスを所有しているU様に言って頂けるなんて
光栄と同時に身が引き締まりました。
豊田市のU様 ありがとうございました。