珍しいNCロードスター MH1の修理 ➃ラスト
MH1の修理の続きです。
純正では取付穴が無く、
テールランプパッキンの上面外側が固定出来ない、
他の3箇所を締め込むと硬く薄いパッキンベースにシワの様な歪が
出来て穴無し部分が若干浮き気味になります。
テールランプ本体での押さえ付もウインカー本体が少し干渉するレベル、
水漏れの不安が拭い去れないと判断しました。
穴開けたった!
穴無しの不安なんで穴開けりゃ済むんですよ!
強度や錆の問題なんて
水漏れの被害やそれによる後遺症と比べれば問題にもならん!
勿論穴を開けた部分には防錆塗装をして対策を丁寧にしてあります。
強気な文章と繊細な作業が伴っていない(笑)
案の定、新設した部分をボルト&ナット固定したら
パッキンの歪がテールランプ固定穴に移動しました。
テールランプを固定すると、ボディーパネルの形状に良い感じに
沿って圧着させる事が出来ます。
トランク内からテールランプ裏側を確認すると
配線が通る楕円のサービスホールに対し均等に防水スポンジが
盛り上がっているのが確認出来ます。
テールランプを固定すると丸のサービスホール側も圧着されます。
腐食の原因となる水漏れ対策はやり過ぎって事は無いので
気が付いた時に対応する事をお勧めします。
テールランプ装着完了!
久しぶりに見るMH1の後ろ姿!
かなりの水量を食らわせてやりました。
結果は・・・
水無い~(#^.^#)
カラッカラに乾いたトランクルーム!
防水パッキンも機能して水漏れの心配は無くなりました。
テールランプの配線や劣化したギボシは修理して
綺麗にまとめました。
トランクとリムを装着して今回の作業は完了しました。
マットはご自宅で乾燥させているようなので敷いたらバッチリ元通りです。
ある意味貴重な650ジーノ様のヘッドライトもとい!
元のMH1のヘッドライトはいざと言う時の為に保管をお勧めしました。
保管スペースが確保されたら新品のヘッドライトを一組
持っておいた方が良いですよ。
その時はまたお声を掛けて下さいね。
貴重なMH1の修理をご依頼頂けた事に感謝致します。
当社の常連さんの重鎮の一人NさんのMH1復活計画が
スタートしました。
今回ご入庫されたMH1に触発されたのは言うまでもありません。
2台のMH1を交えてツーリングが出来たら楽しいだろうなぁ~。
その時はお声をかけさせて頂きますのでよろしくお願いします。
名古屋市のY様 ありがとうございました。