カスタム・パーツ販売 新海自動車工房

2020.07.04 |今日の工場

珍しいお車ご来店。

1973(昭和49)年式 ロータスヨーロッパスペシャル(Type74)

以前お話ししたHくんのお父さんのロータスヨーロッパがご来店されました。

ブラックボディー色にゴールドのピンストライプ。
“JPSカラー“のロータスヨーロッパ!
じっくり見るのは初めてなのでテンションが上がります。
この“JPSカラー”は当時F-1に参戦していたマシンと同じ色です。

そして当時のF-1マシンはコチラ。同じカラーリングでしょ!
近年のマシンに比べてシンプル。
年を追う事に渋く感じられる当時の最先端マシン。

チームロータスが5度のワールドチャンピオンを獲得した記念のプレート。

1963年ジム・クラーク
1965年ジム・クラーク
1968年グラハム・ヒル
1970年ヨッヘン・リント

チャンピオンを獲得したドライバーはこんな感じかな!
詳細はGoogle先生に教えてもらいました(笑)

ところで金文字の“JohnPlayerSpecial”って何~?
って若い子は知らないよね~。

“JohnPlayerSpecial”はたばこの銘柄でした~。
たばこのブランドがスポンサーのF-1マシンって結構あったんですよね~。
“Marlboro”はマクラーレン・フェラーリ
“CAMEL”はロータス・ベネトン・ウイリアムズなど
たばこメーカーの黄金期だった頃のお話ですね。

しかし渋いパッケージのたばこですね~。
注意喚起の文字までゴールドってところがイイ!

身長の低い自分目線でもはるか下に存在する運転席。

運転時の目線が気になりますよね~。

って事でドライブにGO!
地面が近い!ロードスターでも低いと言われますがレベルが違う!
まさに地を這うように走るって感じでした。

後方視界は・・・慣れが必要です。

今回意外な事を発見しました。
それはロータスヨーロッパは意外と丸い車だった!です。
直線ラインのカクカクしたボディと思いきやほぼ曲線だらけのボディ
ということに現車を見て思いました。

って教えても貰って気が付きました(笑)

この角度から見るととても曲線の多い事がわかると思います。

リヤからフロントにかけて絞り込んだサイドのライン。
それと反して真っ平らなエンジンフードからサイドとリヤに
反り上がるラインは綺麗ですよね~。

・・・雨溜まるのかな~?

ロードスターが背高に見えてしまうヨーロッパですが、
実際どれ位の高さか知っていますか?
Google先生ならスペックはすぐに見つかりますが
実は数字だけでは分からないヨーロッパの高さをご紹介します。

Mくん反省~。では有りません。モデルになってもらいました。

先ずは我らがユーノスロードスター(一般的なシャコタン状態)の着座目線。
足裏を立てた正座の高さがロードスターの目線です。
時々ガードレールや植え込みが邪魔に感じる高さなので当然低いです。

続いでヨーロッパ・・・?
おいおいマジかよ~冗談だろってレベルの高さです。
体操座りってどういう事~?
地上高とシートの厚み分を引いたら・・・。
感触的には座椅子です。座椅子の足先にペダルがある感じっていうと分かり易いかな。

車道で体操座りするとヨーロッパ目線を体験出来ますよ!
って危険なので良い子は絶対にやらないように!

フェンダートップは意外と平らで
休憩時にはコーヒー置いて腰かけるんだとか・・・。
オーナーにならないと出来ない贅沢な休憩の仕方。

詳しく見せて頂いていろいろ発見があり楽しい時間でした。
一緒にツーリングが出来るといいなぁ~って思っています。

豊田市のH様 ありがとうございました。