カスタム・パーツ販売 新海自動車工房

2019.07.17 |今日の工場

休日のお楽しみ!② 963号 試作リヤアンダースポイラー取付け

NB1専用の“Ttスポイラー”を装着して、さらに見た目だけ“走りそう!”に

なったデモカーの963号(1.6AT)ですがリヤ回りが心なしか寂しく思えてきました。

画像は以前の物ですが車高を下げホイールを交換して

更にFスポイラーまで装着したとなると・・・

何か足りない・・・って事でこの休日でリヤアンダースポイラーを装着しようと

思い立ちました。

ジャーン!

ロードスターターボに標準装備のリヤアンダースポイラーを制作しました~。

って以前ご依頼で制作した数本の内の1つです。

早速塗装~。デモカーって事で塗装屋さんに出さずに自家塗装です。

ここまでは順調ですが、取り付け方法がしっかりと確立出来なくて

細々とした受注生産しか出来ませんでした。

ですので今回は市販に向けて “取付が簡単!頑丈で安全!シンプルで重量&コストカット!”

の3つを念頭に取付けの方の確立を目指します。

ロードスターターボ用を忠実に再現しましたが、リヤアンダーに関しては

純正品と丸の位置に固定用のボルトが有り、バンパーに穴を開けて固定します。

以前制作した物は純正と同じ方法にしましたが・・・

取付の穴開け位置だしが大変なのと、ボルトの取付にコストがかかり問題です。

作業しながら考えよ。

先ずはリヤバンパーの両端にアンダースポイラーをボルトとナットで固定します。

ここまでは問題無し!アンダースポイラーの精度も我ながらあっぱれ!←自画自賛(笑)

ここからが最大の問題でボルトが無いアンダースポイラーは中央が垂れ下がってしまいます。

養生テープで矢印の方向にアンダースポイラー釣り上げるように固定します。

この位置で固定するには・・・

ステーを制作して固定した例も有りますが、専用ステーの制作となるとコストアップに

なります。購入者にステー等は委ねる・・・無責任すぎるし、そんな危険なパーツは

仮にも販売する気も無い・・・困った。

ん? バンパーの中心がアンダースポイラーと干渉している・・・って事は

穴を開けてボルトとナットで固定・・・するとテープを剥しても落ちない垂れない!

問題解決~・・・しかし両サイドのコーナー部分に2~3mm程度の隙間が有る。

これではダメだ!

両サイドを軽く持ち上げると隙間無く見た目もバッチリ!

ならば両サイドにテンションをかけて固定すればOK。

穴を開ける位置はリヤバンパー固定用のブラケットの外側の柱の内側にします。

テンションをかけて固定する簡単な方法はこのようにします。

下から2番目のナットの位置でスポイラー位置が調整可能になります。

後は隙間が無い位置で固定すればOKです。

完璧に固定出来ました。しかも追加部品はボルトとナットだけなのでコストもかからず

取り付けも簡単です。

前期後期の垣根を超えて!

黒いから分かり難い・・・。

この角度なら分かり易い。

小ぶりなアンダースポイラーですがNBのボディーラインを崩す事無く引き締めます。

バンパーとの隙間も無く完璧です。

NBのリヤバンパーは前期・後期が共通なので、その点もマルですね。

ターボの補修部品としても使用できるので、ボルトを厳選して早期に販売出来るように

頑張ります。って仕事になってる(笑)

まっ仕事もプライベートも車イジリって楽しいって事ですね。良い休日でした。

・・・純正マフラーが寂しく見えるのは気のせい・・・?