カスタム・パーツ販売 新海自動車工房

2025.03.14 |今日の工場

ロードスター用 shin-kaiオリジナルシフトノブ“人馬一体シフトノブ”製作 ③

当社のオリジナルシフトノブの進捗です。

前回ご紹介した(12月20日投稿)試作品の

テストを繰り返しほぼ完成形となりました。

そして次の段階はロゴの位置や商品名・・・

これが一番厄介で不得意な部分・・・商品名かぁ~・・・

 

 

 

(画像:純正形状のスタンダード/ブラックモデル)

商品名は“人馬一体シフトノブ”です。

マニュアル車でシフトノブは重要な部品の1つ。

適度な重さで確実なシフトチェンジをサポートします。

何より高精度な金属加工により表面が滑らかで肌触りもGOOD!

まさに人馬一体に必要なアイテムとなります。

又、初代の時の代表的な形状をオマージュし全モデルに対応している点も

初代からのコンセプトの“人馬一体”を商品名に入れた理由です。

“人馬一体シフトノブ”のモデルは大きく2種類(各型式に対応)。

当時の純正とほぼ同寸法のスタンダードと若干小ぶりで短いスポーツ。

ゆったり指先でシフトチェンジ出来るスタンダードモデルに対し

スポーツモデルは手首のスナップで素早くシフトチェンジする

事に適した形状となっています。

(画像:ショートタイプのスポーツ/ブラックモデル)

 

人馬一体シフトノブを開発するにあたり各イベントで

アンケートを実施し多くのご意見を頂きました。

意外にもNCやNDの方からご購入や興味ありのご意見を

頂きました。

NAやNBの方からのご意見はシフトノブの全長に関しての

ご意見が多く、一言でまとめると“長過ぎる”でした。

スポーツ走行に適したシフトノブの代表形状は球体の物、

初代を代表するシフトノブでは形状が胴長でスポーツ走行には適しません。

単純に胴体を短くすると形状が破綻します。

そこでチェンジロッドの根元のテーパー部分にも逃がしを設けて

低く取付が出来る形状で試作をしてもらいました。

(画像:ショート・スポーツ/グラックモデル)

 

スポーツモデルの試作品です。

普段装着しているmomoの球体シフトノブとの比較です。

流石に球体のシフトノブと全長が全然違います。

(画像:ショート・スポーツ/シルバーモデル)

 

 

テーパー形状に広げた事により取付位置が下がり

momoの球体シフトノブと親指一本の差まで詰める事が

出来ました。

これが限界!っと思いきや・・・この試作品の取付部の

スプラインの始まりの位置が純正タイプと同じだった事が判明しました。

(画像:ショート・スポーツ/シルバーモデル)

再度内部の形状に変更を加えて、スポーツモデルは更に低く

装着出来る事が可能になりました。早く試作品を付けてみたい!

あとアンケートで面白い事も分かりました。

それはシフトパターンに対しての思いが世代によって違う事です。

我々おじさん世代はシフトノブ本体にシフトパターンを入れる事に否定的で

若者世代はその逆と言う事でした。

MT車が減少している昨今ではシフトパターンへの思いも違うんですね。

(画像:ショート・スポーツ/シルバーモデル)

勿論、シフトパターンが無ければ車検は通りません。

しかし人馬一体シフトノブのデザインは上記の物で確定してます。

そこで専用のシフトパターンプレートも制作する事にしました。

30×30×2mm厚のしっかりしたステンレスプレートで

シルバー/ブラック、各モデルのシフトパターンを試作をしてもらいます。

(画像:5MT用/ブラック)

販売は伸びに伸びて5月の軽井沢ミーティング前には

何としても価格を含む詳細をご紹介出来るように頑張っております。

又、軽井沢ミーティング(露店)には全てのモデルを展示&試着&ご注文を

お受け出来るように調整もしております。

ご期待ください。