カスタム・パーツ販売 新海自動車工房

2024.12.16 |今日の工場

ロードスター用 shin-kaiオリジナルシフトノブ製作 ① 

このナルディー製のシフトノブを見て連想する車種は?

って聞かれるとユーノスロードスター Vスペシャルって

答えるロードスター乗りは多いはず。

そう最近では、復刻パーツとしてメーカからもリーリースされ

Vスぺの専用シフトノブって言っても良いほど定着したナルディー製のシフトノブ。

しかしウッド製の為、内装の色や雰囲気により装着は限定されます。

 

そこで、この形状で金属製のシフトノブが装着してみたい

って思うようになりました。

そんな時、大阪に本社を置く“南海モルディー株式会社”さんの

企画の題材として取り上げられる事になり、

試作品を製作するところまでになっていきました。

 

金属加工のスペシャリストの南海モルディーさん。

3Dスキャンして形状を忠実に再現し

試作品第一号が完成しました。

早速デモカーに装着して試運転!

肌触りは金属加工のスペシャリスト企業だけあって

滑らかで触り心地は申し分無し!

しかしちょっと長いかな・・・

 

メタル製なので印象的にはウッドよりはスポーティーに

ドライブしたい方向けって考えるとやっぱり長さがネックになりそう・・・。

改良の余地がありますね~。

しかし肌触りとデザイン的には面白いと思うので

市場調査等をして製品化に向けて頑張らないと!

って事で中部ミーティング・いいがやミーティング・ふれあいミーティング

で展示とアンケートを実施。

数多くの方からのアンケート結果と展示による意見を頂き

南海モルディーさんの方でも販売に向けたプロジェクトとして

動き出す事が決まりました。

ありがてぇ~よぉ~。

アンケートをはじめご意見を頂いた方に感謝致します。

とりあえず第一関門突破です!

ちなみにVスペシャルのナルディー製ウッドシフトノブの

新旧の違いをみてみましょう。

こう見ると当時物の方が若干頭が大きい気がしますがほぼ同形状。

 

真横から見た状態。

実は当時物の方が全体的にスリムで頭も小さい・・・意外でした。

頭頂部は当時物の方が球体に近く復刻版は平らに近いです。

ゴム製のグリップは当時もには上下揃っているのに対し

復刻版は下の方が小さいです。

 

新旧最大の違いは取付方法です。

当時物はそのままねじ込むタイプに対し

復刻版は位置決めをしてサイドからイモネジで固定するタイプ。

復刻版のが位置決め出来るメリットがありますね。

寸法取りは当時物で行っていますが、

取付方法は復刻版が理想かなぁ~って思っております。

実際に販売するとなるとクリアーする課題が山盛りです。

 

今日はここまでです。ありがとうございました。