ポルシェ・カイエン シート修理
H17年式 ポルシェ・カイエン
当社では珍しい類の車両ですが修理のご依頼を頂いたので
ご紹介いたします。
修理の内容は運転席のシートの背面裏のパネルが外れたようです。
年式の割にとても綺麗なカイエン。
大切に乗られている事が伝わってくる1台です。
流石はポルシェ。SUVでもスーパーカー!
いつでも爆走OKって言う意思を感じずにはいられない、めちゃデカいキャリパーを備えております。
って事はさて置き、本題のシートを確認します。
あらら・・・。
シートの後ろ側がバックリ外れています。
どうやらシートバックを固定しているブラケットが外れたようです。
この車両の持病のようです。
ブラケットのボンドが経年劣化で剥がれてしまっています。
底部のフック上のブラケットは破損しています。
こうなると基本的にシートバック部分をASSY交換となりますが、部品は安定の高額商品なはずなので修理をしていきます。
修理したフック状のブラケットを所定の場所にパネルボンドを用いて接着します。
乾燥中に位置がズレないようにマスキングテープで固定しておきます。
名車ポルシェが庶民の修理を受けている悲しい光景でもあります・・・( ;∀;)
通常の修理ではクリップ及び
シートバックパネルを外して行うそうですが
それでは位置調整等も合わせて時間が大幅に必要で
費用も大幅にアップしてしまいます。
クリップも特殊で基本的に再利用が出来ない構造で
無理してもガタつきの原因にもなります。
そこでクリップ部分と背面パネルに超強力ボンドを用いて
接着します。
OH~( ;∀;)
高級SUVのポルシェカイエンの扱いとは思えない
無残な状態・・・。
超強力ボンドが乾燥するまでの間しばしこのまま・・・。
これにはお客様も大爆笑でした~。
庶民の修理方法です(#^.^#)
超強力ボンドが乾燥して作業完了です。
あの庶民修理をしたとは思えない完成度にお客様も
ビックリしておりました。
勿論修理費用も庶民価格でポルシェ仲間に教えないと!
って喜んでみえました。
外国車の内装部品は年数が経過すると剥がれたり外れたりと
なる傾向が強く、その修理費用は結構お高めです。
勿論そんな車両を乗られているので修理費用なんかはって
一般的には思いがちですが、工夫次第で色々な選択肢が
増えて費用も抑えるる事も可能となります。
浮いた修理費で“叙々苑”のお肉をご馳走して下さいよ~(笑)
岡崎市のN様 ありがとうございました。