フォルクスワーゲン シロッコ ルーフトリム修理 ➀
H25年式 フォルクスワーゲン シロッコ Rライン
購入した時(中古車)から天井が剥がれていたので
購入店で相談したところ新品交換しかないと言われ
修理費の事もですが、再度同じような事になる可能性も
あるとの事だったので実際に困っていたようです。
ドアを開けると・・・
ルーフトリムの生地が剥がれてます。
輸入車あるあるです。
全体的に剥がれて垂れさがって頭に
天井が当たる状態です。
今回は、ご友人を頼りにご来店されました。
これは乗り辛かったでしょう~。
問題を完全に解消させて頂きます。
先ずは問題のルーフトリムを外します。
輸入車の場合、工具や構造等が国産車と若干異なる
場合があるので慎重に作業を進めます。
部品壊すと高額な場合がほとんどですからね~(´;ω;`)
ルーフトリムを外しました。
トリムの隅の方は各部品で固定されていた
のでくっついてはいましたが大部分が剥がれています。
輸入車あるあるですが、
ボンドの耐久性がどうのこうのよりも問題はこのウレタン。
トリム本体と生地の間にあるウレタンが劣化して生地が剥がれるので
とにかくこの劣化してスカスカになったウレタンは全て取く事になりました。
少々お時間を頂くので、お客様にはシロッコで帰宅して頂き
ルーフトリムの修理後に乗ってきて頂く事になりました。
昔の国産車でもみられましたが、輸入車は現在でも安定して
ウレタンが劣化する事が多くあります。
表面のウレタンを全て除去しました。
全身ウレタンだらけ・・・
静電気でまとわりつくので早くお風呂に入りたいって思いながら
の作業となります。
裏面のウレタンも取り除きました。
作業した周囲もえらい事になるので
ご自宅ではお勧めしない作業です(笑)
強力ボンドを塗布する為の下準備です。
ボンドの付着を防ぐマスキング作業を適切な場所に施し
トリム表面に僅かに残るウレタンの欠片を丁寧に取り除きます。
準備の整ったので生地を裁断します。
フレタンフォーム付きの生地は純正ルーフトリムに雰囲気を合わせた物を用意。
色が若干異なりますが、信頼の国産生地はウレタンの耐久性も抜群です。
勿論お客様には作業前に使用する生地を確認して頂き説明もさせて頂いております。
強力ボンドを塗布しました。
面積も広い為ボンドの消費も半端無いです。
トリムや生地にボンドが馴染むようにしばらく乾燥させながら待ちます。
ボンドを馴染ませる目安は経験側ですがおおむね一晩となります。
今日はここまでです。ありがとうございました。